日本卵子学会学術集会で発表してまいりました |医療法人天の川レディースクリニックひらかた院

日本卵子学会学術集会で発表してまいりました

梅雨の季節もすぐに終わってしまい、だんだんと気温も上昇しており、熱中症の対策などが必要となってきておりますので、こまめに水分補給を行ったり、気温が高いときはできる限りは外に出ないようにすることで、体調を崩さないようにお気をつけください。

 

5月の末に日本卵子学会の学術集会が開催され、ヒトの生殖医療のみならず、動物の発生工学など生殖に関わる様々な研究が報告されておりました。当院からも新しく先進医療として認められた「タイムラプス」と「PICSI」に関する発表をさせて頂き、私は「タイムラプス」の発表の担当をさせて頂きました。

 

「タイムラプス」を活用することによって、培養器の外に胚を出さなくても連続的に分割の様子を見ることができるので、どの胚がどのような速さで分割しているか、どのような個数で分割しているかなどを観察でき、胚移植の移植順番の決定にも役に立ちます。

 

今回の学会では、最近に保険診療が開始されたことから、先進医療に関する研究が多く報告されており、それぞれの技術の有効性の検証が多くされておりました。

 

学会で得られた最新の知見をもとに、今後の治療に活かしてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

(培養士Y.N

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